4DX(フォーディーエックス)とは、映画鑑賞において実際にその場にいるかのような体験が出来る体感型のシステムです。

この4DXに興味はあるけど、
「まだ体感したことがない!」

そんなあなたに向けて、4DXはおもしろいのかどうかをご紹介していきます。

4DXっておもしろい?

はっきり言って、結構おもしろかったです。

このおもしろさは、本当に人によります。
絶叫系が大好きな人から、ミニコースターすら怖い人まで様々で、
その人によって楽しさは大きく異なります。

 

そこで、絶叫系ランクを作りました。

あなたはどれに当たりますか?

ちなみに僕はAに当たります。

USJの「バックドロップ」、パルケエスパーニャの「ピレネー」、
姫路セントラルパークの「ディアブロ」あたりが乗れます。
姫センで言えばフリーフォールはかなりギリギリです。

SとAに当たる人は、はっきり言って「物足りない」と思います。
特にS級の人によっては「つまらない」とさえ思うかもしれません。

 

Bは、USJの「バックドロップ」あたりが乗れない人です。
絶叫系はある程度いけるけど、激しめは厳しい人はBに当たります。

Bに当たる人は、4DXは「とても楽しい、結構楽しい」に当たるでしょう。

 

Cは、子ども向けの乗り物すらキツい人です。
絶叫系はとにかく無理で、電車みたいな真っ直ぐ走るタイプや、
自転車以下のスピードで走る乗り物くらいがちょうどいい人はCに当たります。

Cに当たる人は、バリバリアクション映画の4DXだと「若干厳しい」に当たるでしょう。
あまりアクション要素がない動きの少ない映画では「楽しめる」と思います。

 

Dは、ありとあらゆる乗り物が無理な人です。
車や自転車くらいならいける人も同様です。
このDに当たる人は、4DXは「厳しい」と言わざるを得ません。

4DXでも怖いと思うので、やめておいたほうがいいです。

 

また、最近よく聞かれるのが「映画館内で悲鳴を上げてる人はいるの?」ということです。
僕が行った限りでは、「キャー!」や「うわっ!」と叫ぶ人は一人も見たことがありません。

4DXは最初に動くとき、「ドドン!」と急に揺れるのでちょっとだけビックリします。

声を上げてしまいがちな人は、口にガムテープをしてマスクでもしないと目立ったり、
他のお客さんをイラつかせてしまうかもしれません…。

なので、その点が心配な人はガムテープみたいな何かしらの対策をして行きましょう!

 

自身の絶叫ランクを把握しましたら、
次を読んでください。

 

「4DX」と「一般ショー・アトラクション型」の違い

4DXはアトラクションではありません。

千葉ディズニーランドでは、
新アトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」が
公開されましたね。

ディズニーで公開されたスター・ツアーズや、
USJの「シュレック4-D」などは、アトラクションです。

なので、数分しか体感できない代わりにものすごく動きます。

 

その反面、4DXは本当おもちゃみたいな感覚で、
アトラクションに比べれば、やはりしょぼいです。

その分、120分を超える時間揺られ続けるメリットがあります。

 

ということは、

  • アトラクション : 数分だが激しく動いて楽しめる。短時間なので苦手な人も頑張れば乗れる。
  • 4DX : 120分を超える時間揺られ続ける。長時間なので長い間楽しめる。

 

4DXは映画なので、途中退室は可能です。

ただ、「酔った」とか「怖くて無理になった」と途中でなってしまった場合、
椅子の動きを止めることができないので、
普通に映画を見ることが出来ません。

 

よって、どうしても乗りたくなくなれば、
途中退出するしか道はありません。

ちなみに4DXは以下の動画でだいたいイメージが分かると思うので、
一度見てみて下さい。

 

4DXの値段は?高い?

値段に関しては、そこそこ上がります。

通常の鑑賞料金に加え、+1,000円
3D作品なら通常+1,400円

眼鏡レンタルなら、+100円

このようになります。

 

一般料金が1,800円と仮定して、
1,800円+1,400円+100円
=3,300円になります。

地域、作品、日程によって異なりますが、
4DXは基本的に値段が1,000円以上上がります。

 

これを高いと捉えるかどうかは人によりますが、
僕は「ちょうどいい」と思っています。

4DXがつまらない人にとっては高いし、
おもしろい人にとってはむしろ安いかもしれませんね。

 

トイレはどうすればいいの?

もちろん、上映中でもトイレには行けます!

トイレが心配であれば、出口のすぐ近くの席がオススメです。

 

揺れている真っ最中に移動するのは少し危険ですので、
日常的なシーンで止まっているときに移動しましょう。

また、帰ってきたときに動いていたら止まるのを待った方がいいです。

 

僕の場合は動いていてもお構いなしに離脱・着席します。
元々大した揺れじゃないので若い人なら余裕で移動できると思います。

シートベルトみたいなものも一切ついていないので、
離脱・帰還はスムーズに出来ますよ!

 

約120分もの間揺られるので膀胱も刺激されますから、
トイレが近い人ほど出口近くの席を取るのをオススメします!

 

オススメの席はある?

特にオススメの席はありません。

こればっかりは人や映画館によると思います。

 

さきほど上でも説明したとおり、
トイレが近い人は出口近くの席が良いと思います。

それ以外の場合、普段の映画のお気に入りの場所で良いと思いますよ。

 

僕の場合はよく1番後ろの真ん中の席を取ります。

後ろの方は首にも優しく個人的には最高の位置なのですが、
前の方の席の足物(廊下側)の光がチラチラ視界に入るので、
動いてる時とかは結構鬱陶しいというか邪魔くさかったです笑

 

前の方はそういった光は気になりませんが、
僕のよく行く映画館では見上げる形になるので最後のほうは首が痛かったりしました。

 

また、座る場所の位置の話になりますが、
4DXは基本4つ席で1セットになっています。

↓こんな感じです。

 

上の画像のような配置になっていますが、
横揺れの時は端の席の方が誤差の範囲ですがよく揺れます。

矢印の位置です。4席のうち、右と左の端っこですね。

端に座ったほうが、若干揺れが大きいのでより楽しめますよ!

 

4DXって酔う?

人によります。

酔う人は酔うとしか言えません。
僕は酔いません。

 

とりあえず、乗り物酔いランクを作ったので、見てみましょう。

僕はAです。

寝不足状態だと割りと車、バスで酔います。

ただ、寝不足状態で4DXに行っても酔わなかったので、乗り物よりかは酔わないと思います。

 

また、船は無理だけど車はあまり酔わないBタイプも余裕です。

Cでも中盤までは余裕かもしれません。
運がよければ最後まで見ても酔いません。

アクション性の高い映画は厳しいと思います。
ただ、Cタイプの友人は普通に楽しんでました。

 

Dの人はやめておいたほうがいいです。

ちょっと揺れただけですぐに気分が悪くなります。

 

4DXの特殊効果

4DXはただ揺れるだけじゃありません。

様々な特殊効果があるので、紹介していきます。

モーション

まずは普通に動く状態ですね。

左右上下に向きます。
前進、上昇などの動作はありません。

あくまで、揺れ動く動作です。

 

感想:あまり激しくないなって感じでした。
ただし、アクション性が高い所では意外に強く揺れました。

 

振動

強い衝撃などで揺れます。

バイブレーションのような感じで、震えます。
それと申し訳程度の背中叩き。

映画内の登場人物が崖から落ちて地面にぶつけたときとか、
背中がコツンってなります笑

感想:振動はいいですが、背中のコツンいる?って感じでした。
別に痛くはなく、ほんとコツンって感じで、不要に思いました。
邪魔くさいだけな気がします…。

 

エアー

座席の前方・足元・耳元がプシュー!っと空気が噴射されます。

風を受けていたりするシーンで使われます。

感想:鬱陶しい人は鬱陶しいみたいです。
僕はあまり気になりませんでした。
というかちょっと気持ちよかったです笑

 

前方から霧状の水が噴射されます。
映画館にもよりますが、ほとんどの映画館では手元のスイッチでオフに出来る機能です。

主に水しぶきなど、水を被るシーンなどで使われます。

感想:霧状なので服やズボンが濡れたことは今までありません。
想像以上に霧状なので一瞬で乾きます。

 

劇場全体に風が吹きます。

主に風が吹いている外のシーンとかで用いられます。

感想:風は強くなく、ほんのり冷ための風でした。
いい感じにそよ風って感じで気持ちよかったです。

 

雨・嵐

場内の小雨が降り注ぎ、壁から風が吹くこともあります。

主にそのまま雨、嵐のシーンで使われます。

感想:しょぼすぎる。
雨なんて全然分からないし、風もしょぼい。
あってないようなものな感じがします。

 

スクリーン脇から雪が降る

感想:まだ雪に遭遇したことがありません。

 

におい

前方から香水みたいな何かがにおってきます。

種類は一種類だけで、どんなシーンでも同じようなにおいしかありません。

感想:いいにおい。くさい人もいるみたいです。
ガソリンやマジックペンのにおいが好きな人なら好むかも…?

 

バブル

スクリーン横からシャボン玉が現れる。

感想:未だ見たことはありません。
邪魔という意見もありますし、不要なものかもしれませんね。

 

スクリーン横、下からスモークが発生する。

主に土煙、煙などのシーンで使われます。

感想:うっす!!!薄い!! これいる?
ただ映画館によっては見えないくらい出るところもあるらしいです。

 

フラッシュ

劇場の壁にあるストロボが発光する。

主に雷などのシーンで使います。

感想:クオリティが低いです。
全然雷っぽくないというか、上映中のシーンにタイミングが合ってないしちゃっちい感じ。

 

基本的にはこんな感じです。

全体的に見れば、余裕で楽しめるでしょうね。

 

荷物とかどうするの?ぶっ飛ぶんじゃない?

吹っ飛びません。

一人でよく鑑賞しに行きますが、
隣が空席で、その隣の女性がふてぶてしく僕の横にミニかばんを置いていましたが、
普通に落ちることさえなく安定していました。

元々大した揺れじゃないので、横に人がいなければ椅子に置いても大丈夫です。

 

そもそもロッカーがあるはずなので、そこに入れてしまえば良いですよ。

僕のよく行く映画館では、
100円ロッカーで、取り出す際に100円が返却される形式のものでした。

 

妊娠中なんだけどいいと思う?

絶対ダメです。

公式でもアナウンスされていますが、
まずは公式サイトの注意点をしっかり確認して下さい。

 

CINEMA SUNSHINE 4DXさんのHPは→こちら

上の公式ページの最下部「4DX®をより安全に快適にお楽しみいただくために」
しっかりと読み込んで下さい。

妊娠中だけでなく、高齢者、心臓・背中・腰・首などに障碍を持つ方、特別な疾患がある方、
乗り物酔いしやすい方、体調に不安がある方はやめておきましょう。

 

4DXで食べ物・飲み物は大丈夫?

ホットドリンク類、アルコール類、アイスクリーム類は上映開始時刻までに召し上がる。

コールドドリンク類とフード類は本編中でもご飲食可能と記載されています。

 

僕は本編中にトイレに行きたくないので、映画では食べ飲みしません。

一応、座席にコップ入れがあるので、ドリンクがこぼれるかどうかに関しては、
蓋のしてるタイプであれば大丈夫です。

フード類も同様で、おもいっきり蓋が開いてるタイプは普通にこぼすので、
気をつけてください。

 

上映中の服装はどないしたらええの?

濡れるのが心配でしたら、濡れてもいいような服装で行くのがベストです。

僕はあまり気にしておらず、自由に着ています。

 

一人参加でもええんか…?

ぼっちでもいいのかどうか?というのはよく聞かれるんですが、
そもそも映画自体一人で楽しむ人も多いものじゃないですか。

全然、余裕でソロ鑑賞出来ます。

 

なんせ、かく言う僕も基本はソロで行きますからね。

 

3Dメガネは買った方がいい?

初回は様子見のためにも必要ありません。

+100円でレンタル出来るので、
劇場のほうで3Dメガネを借りて下さい。

眼鏡の方は「クリップオン型」という
3Dメガネを+400円で貸し出しているところもあります。
(貸し出していない場合は2重掛けすると良いです。)

 

もし、初回で4DXにハマり、今後も4DXを積極的に観にいく時は、
是非3Dメガネを購入しておきましょう!

4DXの概要

従来の映画とは異なる鑑賞法です。

従来の映画に加え、3Dメガネをかけることで臨場感が増す「3D上映」というものが登場しましたね。

そして近年、登場したのが4DX。

 

映像と音声に加え、映画のシーンと同期したモーション、水、雨などなど、
様々な特殊効果を用いることで、まるで本当に映画の中にいるかのような体感が出来るようになりました。

もともとの開発は韓国の「CJ 4DPLEX社」というところで、2009年に韓国にて初上映が行われました。

 

そこから世界デビューを果たし、2013年4月にて日本発上陸。

それから現在に至るまで、50を超える映画館で4DXに対応しました。

 

現在も徐々に拡大中、今後4DX映画が主流になるかもしれませんね。

 

まとめ

元々僕は映画が好きじゃありませんでした。

アニメを見るのでさえ、エネルギーを使うからです。
たった30分で、しかも自宅で見れるのに膨大なエネルギーを使います。

 

それを映画なんて長いもの、とてもじゃないですが見にいくことすら苦痛なレベルでした。

しかし、4DXの映画に行ったらそれはそれはドップリハマっちゃいまして…
4DXなしじゃ生きられない体になってしまいました笑

 

それからは普通の映画にも目覚め、4DXがない「天気の子」を一人で見に行ったりと、
映画ライフが潤い始めました。

映画に興味のない人も、4DXはとりあえず1回は体験してみるべきだと思います。

 

中には「つまらない!」「微妙」「高いよ!」という声を上げる人もいまが、
つまらないかどうかは本当絶叫ランクによりますので、
ランクDの方以外はとりあえず一度は体験してみるべきだと思います。

 

まずは最寄の4DX対応映画館がないか探してみて下さい!

こちらのサイト様に全国で4DX対応映画館がまとめられていますよ↓
シネマズ PLUS

 

[PS]

VRで自分で首を動かしながら鑑賞するVR型のシステムが登場すると思っていましたが、
4DXが来ましたね。

VRと4DXが混ざればものすごく楽しそうですね!

 

映画業界は日々進化しており、VR対応映画の登場もそう遠くはないはずなので、
VR4DXの誕生を楽しみにしています。